プロジェクトがストップし、返金したNFTコレクションは少なくない。今回紹介するAstar Neo Kabutoもその一つである。では、Astar Neo Kabutoはいくらを返金したのだろうか?本稿ではそれを探る。
Astar Neo Kabutoとは?
2022年4月17日にはじめてツイートがされたプロジェクトである。当初より名前のとおりAstarNetworkでのリリースが告知されていた。

5月12日にはロードマップとなる画像がツイートされている。これに基づけばこのプロジェクトのゴールは「NFTを使って楽しめる3Dメタバースの構築」のようである。


このロードマップについては現在も公開されている公式サイトでも確認が出来る。
NFTの販売情報については6月22日にツイートされた。これに基づけば、価格はプライベートセールが250アスター/パブリックセールが300アスターとのことであった。また総供給数は5,555枚と予定されていた。

NFT販売
6月25日にプライベートセール、26日にパブリックセールが開始される。


総供給数は5,555枚であったが販売は伸び悩み7月3日販売が停止される。結果として総販売数は1,098枚であった。Discordでは7月5日にアナウンスとして本件が告知される。


現在はこのアナウンスに続くのは10月19日のアナウンスである。
その間、2つのプレスリリースが告知される。
1件は株式会社woorthによる、「NFT真贋鑑定のeagisとのパートナーシップ」である。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000091973.html

もう1件はCryptoGames株式会社による「NFTWarsへの参画」である。

しかし現在、NFTWarsの公式サイトでAstar Neo Kabutoは確認が出来ない。

返金対応の告知
次にDiscordでのアナウンスは10月19日、前回のアナウンスより約3ヶ月後のことである。
※途中のアナウンスが消去されている可能性もあるが検証は出来ない。

これによるとプロジェクトマネージャーが現場から離れなければならなくなったことが要因とのことである。そして、次のアナウンスは更にこのアナウンスから2ヶ月経過後のことなる。このアナウンスで返金対応が告知される。

これの対応は要約すると下記の通りである。
・返金原資額は21,160ASTAR
・このアナウンスにスタンプを押したアカウントのみが対象
・スタンプを押したアカウントの総所持NFT数で21,160ASTARを割り、所持数分をかけた分を返金
・以降全ての対応はチケット(非公開)
・返金希望応募締切は12月27日まで(アナウンスから一週間)
返金原資について
アナウンスには返金の原資は「21,160ASTAR」とある。Neo Kabuto NFTの発行枚数は約1,000枚であるため、仮にすべてプライベートセール価格(250ASTAR)で売れていたとしても売上250,000ASTARとなっているはずである。原資がその10%以下というのはあまりにも少なすぎないだろうか?
Neo Kabuto NFTの入金ウォレットアドレスはこちらである。
https://debank.com/profile/0x9f178687d97fddb70054a98157b8ac45a2aafd61/history

こちらのウォレットは7月15日に254,950 ASTRが送られて以降残高は0となっている。
1NFTあたりの返金額は?
では、結果として1NFTあたりの返金額はいくらになったのであろうか?上記ウォレットから資金が送られており、Discordで提出されているウォレットアドレスに送金が行われているアドレスがこちらである。
https://blockscout.com/astar/address/0x4626b948AD0938f7D5feeefc82E6F41D37E76935
この中でNeo Kabuto NFTを1枚しか保有していないウォレットに送られている金額は45.8ASTARであることが確認できる。

現在1ASTARは約6円のため、返金額は1枚あたり274円ということになる。プライベートセール価格250ASTAR(約1,500円)/パブリックセール価格300ASTAR(約1,800円)への返金としては二割にも満たない、ということになる。
NFTマーケットプレイス、TOFUNFTにおける現在のAstar Neo Kabutoの最低価格は55ASTARである。

1月17日追加情報:全額返金へ
本稿執筆後、以前の返金システムを撤回し、対象者へ販売価格の全額(300ASTAR)返金となる旨がアナウンスされた。


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