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Fluffy Hugsは本当に寄付をしたのか?(前編)

日本で最も有名なNFTコレクションのひとつといえばCryptoNinjaPartners(以下、CNP)であろう。その人気は多くの派生コレクションが発売され、その多くが更に人気になっていることからもわかる。

近日発売予定のCNP派生コレクションが「CNP HUGS」である。これはFluffy Hugsというコレクションから販売されるCNP派生コレクションである。

※CNPの派生コレクションにはNinjaDAOが正式にバックアップしてリリースされるいわば「正式コラボコレクション」と、NinjaDAOに許可を得て独自にコレクションを展開するいわば「派生コレクション」が存在する。正式コラボコレクションの代表的なものはCNP Jobs等であり、今回のCNP HUGSは後者の「派生コレクション」にあたる。

このCNP HUGSの元コレクション「Fluffy Hugs」の運営には疑義がある。本稿ではこの疑義について調査を勧めていく。

目次

寄付活動とNFTコレクション

NFTは社会活動や非営利的な活動と親和性が高い。そのため、「寄付」をキーワードに活動を行っているNFTプロジェクトが存在する。しかしながら、現実社会においても寄付金詐欺が多数発生しているのと同様、NFTプロジェクトにおいてもその可能性が考えられないわけではない。

残念ながら、日本発プロジェクトにおいても寄付を謳いながらその使途について明らかにされていないプロジェクトがいくつか散見される。

保護猫・保護犬活動に寄付を行うことをロードマップのひとつに掲げているプロジェクトでありながら、明確な寄付の証憑が確認できない国産プロジェクト、そのひとつがFluffyHugsなのである。今回はこのプロジェクトについて、主に公式ツイートなどの発信情報をもとに時系列で確認をしていく。

FluffyHugsとは?

ペット好きのコミュニティ構築を目指すNFTプロジェクトである。公式ツイッターは2022年9月26日より発信が開始されている。11月28日に、総供給枚数3,333枚、価格はプレセール0.0089/パブリックセール0.015でミントが開始されたが売れ行きは思わしくなく現時点でミントされているのは596枚のみである。

https://opensea.io/collection/fluffy-hugs89

ディスコードでの発信によると、残りの枚数はバーンされず引き続き販売されるとのことである。

※現在、価格はプレセール価格の0.0089へと値下げされている。また0.015のパブリックセール価格でミントしたホルダーには購入点数分をエアドロップすることで補填とすることが発表されている。

https://fluffyhugs.xyz/

保護猫・保護犬活動への寄付はなされたのであろうか?

公式サイトのロードマップには「販売利益は日本国内の保護猫・保護犬救済団体への寄付」とある。

https://fluffyhugs.io/

上記のように公式サイトのロードマップには「Phase02 2022November」とある。しかしNovember、つまり2022年11月時点では寄付の実施は公式ツイート、公式サイト、公式ディスコードにおいて確認できなかった。

寄付に関してプロジェクト側からリリースがあったのは12月23日のディスコードにおける「お知らせアナウンスメント」においてである。

その文言を引用する。

■ご報告

ロードマップPhase2に掲げておりました「保護猫・保護犬への救済運動への寄付」を実施させておりますのでご報告になります。

今後も収益の一部を定期的に寄付させていただく形で考えております。

・Yahooネット募金「見捨てられた犬や猫たちを救おう」

https://donation.yahoo.co.jp/detail/1554001

寄付に関するプロジェクトの報告はこの文言のみである。実際に行われた証憑(領収書など)はおろか、寄附金額も公表されていない。

またこの文言のみから読み解けば、他の第三者に寄付を「実施させている」とある。つまりはただ指示をしているだけ、という状態であるかもしれない。もしそうであるならばプロジェクトとしてかなり杜撰と言わざるを得ないだろう。

保護猫・保護犬の問題に心を痛め、期待をしてNFTを購入したホルダーたちから批判を浴びる可能性もあるだろう。寄付を謳う以上その実施を公にする義務が存在する。

しかしながらこのプロジェクトでは現時点でその証拠は明らかにされていない。また、ディスコード内において「寄付金の額を知りたい」という主旨の書き込みは現在、削除されてしまっている。

この点に疑義が残る。

FluffyHugsの運営者とは

プロジェクトにおいてこのような疑義がある場合、運営主体者がしっかりとした声明を出すべきであろう。ではこのFluffyHugの運営主体者は誰なのであろうか?

まずはFluffyHugsの公式サイトよりチームメンバーを確認する。

<FluffyHugsのチームメンバーについて>

公式サイトによると運営メンバーはこちらの3者とある。

https://fluffyhugs.io/

ファウンダー:Moota_fhug

当然プロジェクトの主体者として上げられるのはファウンダーであろう。公式サイトによるとファウンダーはMoota_fhug氏とある。このプロジェクトのために作られたアカウントと思われどのようなパーソナリティなのかが確認がしづらい。またディスコードの発言も10件程度であり、プロジェクトの「運営」についての発信はほぼ確認ができない。

ArtDirectorであるkurosuke_fhug氏、Illustraterのkirin_fhug氏のアカウントもほぼ同様である。

彼ら3者のツイッターの発言には「保護犬・保護猫活動への寄付」の文言は見つけられない。

<株式会社Junniについて>

ディスコード内で出てくる企業名のひとつがこの株式会社Junniである。

https://junni.co.jp/

この社名は公式サイトのコラボレーション問い合わせフォームの最下部にもあるため、この企業が関係企業である可能性は高い。また1月18日付けのリリースにはFluffy Hugsを社員への福利厚生として配布したということが発表されている。このリリースにも「売上の一部を動物保護・救済団体へ寄付させていただいており」の文言も見受けられる。しかしこのリリースにおいても「どの団体に対して、いくら寄付したのか」の記載はない。

更にこのプロジェクトの関係企業を調査すると、「株式会社世界」という企業にたどり着く。

(続く)


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